トップ›読みもの›車検切れの車を廃車にする

車検切れの車を廃車にする手順と費用|自分でやる場合と頼む場合

この記事には広告(PR)を含みます

古い車が積載車に載せられ、外したナンバープレート2枚を抱えて歩く人

どの手続きで廃車にする?

車を解体するなら「永久抹消登録」(軽自動車は「解体返納」)、解体せずに登録だけ止めるなら「一時抹消登録」(軽自動車は「自動車検査証返納届」)を選びます。手続きと手数料は下の表のとおりです。

手続きどんなとき窓口手数料
永久抹消登録(普通車)解体して登録を消す運輸支局無料
一時抹消登録(普通車)解体せずに使うのをやめる運輸支局窓口500円
電子申請450円
解体返納(軽自動車)解体して届け出る軽自動車検査協会無料
自動車検査証返納届(軽自動車)解体せずに使うのをやめる軽自動車検査協会返納証明書の交付を受けるとき450円

出典:自動車検査登録総合ポータル「登録・検査手数料一覧表(令和8年4月1日現在)」、国土交通省の登録手数料改定の資料、軽自動車検査協会「解体返納」「自動車検査証返納届」。2026年11月6日に確認。

普通車の一時抹消で出すのは、外したナンバープレートと、車検証・印鑑証明書などの書類です。国土交通省の書類一覧に、車そのものは入っていません。解体業者がなかなか決まらないときは、先に一時抹消をして登録を止める方法もあります。その場合、あとで解体したときに運輸支局へ解体の届出をします。

動かせない車はどう運ぶ?

車検が切れた車は、自走して解体業者まで持っていけません。解体業者や廃車の引取業者に、積載車やレッカーで引き取りに来てもらうのがふつうです。

仮ナンバー(臨時運行許可)は市区町村で借りられますが、目的が決められています。新潟市は「自動車を解体するため」の運行は申請できない例に挙げており、船橋市も検査や登録をともなわない単なる回送は許可しないとしています。

仮ナンバーは、車検を受け直す・整備工場へ運ぶなどの目的なら借りられることがあります。借りるには、運ぶ期間のすべてを含む自賠責保険の証明書の原本が要ります。貸し出す日数は必要な最短の日数です(神戸市・船橋市は最大5日)。手数料は神戸市・船橋市・新潟市では750円でした。目的の扱いも手数料も市区町村で違うので、申請先の窓口で確かめてください。

車検切れの車を売る場合の売り先は、事故車・不動車・車検切れの車を売る方法にまとめています。

自分で手続きする手順

自分でやると代行料はかかりませんが、平日に窓口へ行く時間と、車を運ぶ手配が要ります。解体する場合の流れは次のとおりです。

  1. 自動車リサイクル法に登録した引取業者に車を渡し、使用済自動車引取証明書を受け取る
  2. 解体が終わったという連絡(解体報告)を待つ
  3. ナンバープレート2枚と書類をそろえて窓口へ行く(普通車は運輸支局、軽は軽自動車検査協会)
  4. 抹消の申請をする(車検切れの車は重量税の還付はないので、還付の申請書は要らない)
  5. 自賠責の保険期間が1か月以上残っていれば、保険会社に解約を申し込む

普通車の永久抹消で要る書類

車検証、所有者の印鑑証明書(発行から3か月以内)、ナンバープレート前後2枚、引取証明書に書かれた移動報告番号が要ります。所有者以外が窓口へ行くときは、委任状も用意します。

軽自動車の解体返納で要る書類

車検証の原本(コピーは不可)、ナンバープレート、移動報告番号、解体届出書(軽第4号様式の3)が要ります。所有者以外が手続きするときは申請依頼書も出します。ナンバーをなくしたときは、車両番号標未処分理由書を出します。

書類は車の名義や住所の変わり方によって増えることがあります。自分の場合に何が要るかは、管轄の運輸支局か軽自動車検査協会に聞いてください。

車検切れで戻らないお金・戻るお金

車検が残っている車との大きな違いは、重量税が戻らないことです。重量税の廃車還付は、車検の残りが1か月以上あることが条件なので、切れている車は対象になりません。ほかのお金は下の表のとおりです。

お金車検切れの車を抹消したとき
自動車重量税車検の残りがないので戻らない
自動車税(普通車)抹消した翌月から3月までの分が月割りで戻る(永久・一時のどちらでも)
軽自動車税月割りの仕組みがなく、戻らない
自賠責保険料保険期間が1か月以上残っていれば、解約で一部が戻る

出典:国税庁タックスアンサーNo.7193(令和8年4月1日現在法令等)、長野県「年度途中に抹消登録(廃車)又は名義変更登録した場合の自動車税について」、船橋市「軽自動車税の還付」、あいおいニッセイ同和損保「自賠責保険 解約のお手続き」、日本損害保険協会「自賠責保険料」。2026年11月6日に確認。

自賠責は、車検の期間を満たすように保険期間を決めて入ります。無保険の期間が出ないよう、車検より長め(新車の3年車検なら37か月など)に入ることもあります。そのため、車検が切れたあとも保険期間が少し残っていることがあります。手元の自賠責保険証明書で、保険期間の終わりの日を見てください。解約日は保険会社が書類を受け取った日になるため、抹消が済んだら早めに送ります。

自動車税は、車検が切れていても4月1日に登録が残っていれば1年分かかります。基準になるのは車を業者に渡した日ではなく、抹消登録をした日です。3月のうちに廃車にするなら、抹消登録をする日まで決めてから動いてください。

戻る自動車税の目安は、車を売ると税金は戻る?の早見表で見られます。

業者に頼むときに確かめること

自分で運ぶ手段がないなら、引取りから抹消まで業者にまとめて頼むほうが手間はかかりません。費用はレッカー代・引取料・代行料など業者ごとに違うので、頼む前に次の点を聞いてください。

廃車買取のカーネクストは、車検切れの車や自走できない車も引き取ると公式サイトで案内しています。引取りは全国対応(一部の離島を除く)で、レッカー引取代と手続きの代行は無料としています。申し込むと、査定や引取り日の確認で電話が来ることがあります。また、車の売却はクーリング・オフの対象外なので、契約の前にキャンセルの条件を読んでおいてください。

カーネクストで車検切れの車の引取りを相談する

業者ごとの費用の見分け方は、廃車の費用を無料にする方法で説明しています。

よくある質問

ローンが残っていて、所有者がローン会社の車も廃車にできますか?

所有者の欄がローン会社や販売店になっていると、その会社の承諾がないと手続きできないので、先に所有権を外してもらいます。手順はローンが残っている車を売る方法にまとめています。

一時抹消した車を、あとで解体したときは何をすればいいですか?

運輸支局に解体の届出をします(手数料は無料)。一時抹消のときに受け取った登録識別情報等通知書と、解体業者から受け取った移動報告番号が要るので、なくさずに保管してください。届出の期限や細かい書類は、管轄の運輸支局で確かめてください。

廃車にするか、車検を通して乗り続けるか迷っているなら、トップの道具で次の車検までの維持費を計算できます。登録や電話番号の入力はいりません。

維持費と売り時を計算する

確認日:2026年11月6日。出典:自動車検査登録総合ポータル「登録・検査手数料一覧表(令和8年4月1日現在)」、国土交通省 登録手数料の改定の資料、道路運送車両法関係手数料令の一部改正(令和8年3月11日政令第28号)、自動車検査登録総合ポータル「車の使用を一時中止するために必要な書類」「一時抹消登録後の届出等について」、東北運輸局「一時抹消登録」、新潟運輸支局「永久抹消登録」、軽自動車検査協会「解体返納」「自動車検査証返納届」、国税庁タックスアンサーNo.7193「使用済自動車に係る自動車重量税の廃車還付制度」と「自動車重量税の還付申請手続」、新潟市・船橋市・神戸市の臨時運行許可の案内、長野県の自動車税の案内、船橋市「軽自動車税の還付」、あいおいニッセイ同和損保「自賠責保険 解約のお手続き」、日本損害保険協会「自賠責保険料」、国民生活センター「増加する中古自動車の売却トラブル」、カーネクスト公式サイト。手数料・書類・各社の条件は変わることがあります。最新の情報は公式サイトと各窓口で確かめてください。